忍者ブログ
Onlineゲームをまた~り歩き渡ってます【The Towre of Aion】【信長の野望online】などなど
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新記事
最新CM
[03/13 yuuma]
[03/12 サクラ&ルシーア]
[03/08 yuuma]
[02/25 サクラ&ルシーア]
[02/24 なちゅ]
ブログ内検索
プロフィール
HN:
Rolleiflex
性別:
非公開
バーコード
最新TB
フリーエリア
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

浜名湖底洞穴編

殺してくれ、確かに凪麻呂がそう言ったのが聞こえた 今までの凪麻呂と雰囲気が違う
あの邪気が凪麻呂を変貌させていたのか?そんなことを考えているとまた凪麻呂の声が聞こえる か細く消えそうな声で

「………殺してくれ…今のうちに…早く…」

「言われなくても殺ってやる せめて苦しまないようになぁ!」

真鉄は凪麻呂へと火縄銃を向け構える すぐにでも引き金を引こうとした真鉄のそれを静止したのはまおだった

「まって真ちゃん何か様子がおかしいわ 真ちゃんにも見えるでしょ?あの凪さんから出ている黒い煙のようなものが」

「まおよ 今やっておかないとこんな好機は二度と来ないかもしれないぞ!やるなら今しかない」

「凪さん? なぜそんなことを言うの?」

猛る真鉄を押さえまおは凪麻呂を見た 凪麻呂からは黒い邪気が相変わらず立ち昇っている
こちらの気分が悪くなるほどの邪気 離れているサクラでさえこのような気分になるのに すぐそばにいる凪麻呂はどうなるのか…
こんなに強く濃い邪気が近くにあるだけで普通の人だと発狂するか自我が崩壊して廃人になるだろう
しかしそのような邪気にさらされても凪麻呂は自我を保っている 通常では考えられない精神力だ

「俺は…何かに憑依されている…今はなんとか…うぅ…時間がない…たのむ…」

「そんなこと出来るわけないでしょ?」

「たのむ…時間が…ぐぁあああああああ」

凪麻呂が苦悶の声をあげた瞬間 凪麻呂から出ていた邪気が形を成していく 影…いやそれよりも暗い闇だ どす黒く深い闇が形を成していく
形を成した闇は人のようにも見えるがはっきりとはわからない 

『人間メ マダ自我ヲ残シテイタノカ』

「貴方ね!凪さんに憑りついているのは一体何者なの!?」

「たのむ…急いでくれ…ぐぉああああああああ」

『イクラ足掻コウガ無駄ナコトヨ 抵抗ナド無意味ダ』

凪麻呂から沸いていた邪気が少しづつ凪麻呂の体へと戻りつつあった
しかしそれを止める術を誰も持ってはいない

「早く…殺してくれ…」

悲痛な凪麻呂の声が洞穴内に響く しかしどうすることも出来ないどうしたらいいのかもわからない
そして凪麻呂へと戻っていく邪気をサクラ達はただ眺めるしかなかった

「くそっ!あれはなんだ何とかできねぇのか!」

真鉄が言うが誰もそれに答えられない 凪麻呂がおかしくなったのはあの邪気のせいだということはみんなにもわかっている
しかしその邪気をどうすればいいのか まおにはその打開策が見つからなかった

「凪さんはあの邪気に憑依されてるだけなのよ あの邪気が何なのかそれはわからないけど でもそれをなんとか出来れば…」

まおにも他のみんなにもそれは理解出来た だがどうすれば凪麻呂を助けられるのかそれがわからない
ただサクラだけがあの時のことを思い出していた そう、初めて餓鬼を見たときの事を
あの時、サクラは驚いていたのでその場ではよくわからなかったのだが 餓鬼と熊は糸のようなもので繋がっていたのだ
なぜそのようなものが見えたのかサクラ自身よくわからない しかし確かに糸のようなもので繋がっていたそれは確かだ
もしそれを断ち切れば凪麻呂は元に戻るのではないか?
そう思った時、凪麻呂が跳ね上がるように立ち上がった

「フフフ 小僧は封じた、あとは貴様らだけだ」
PR

浜名湖底洞穴編

「サクラちゃん よくやったわね貴方なら必ずやれると思ってたわよ」

「どうした?すごい光ってたが何がおこったんだまお!?」

近くにいた真鉄が何がおこったかわからずまおに問う しかし真鉄は振り向くことは出来ない次から次へと沸いて出る亡者を火縄銃で撃ち抜いていた

「サクラちゃんがやってくれたのよ 純菜ちゃんが戻って来た」

「それは本当でござるか?」

「えぇ本当よ、サクラちゃんよくがんばったわ」

「よくやった!!」

「まだ傷がかなり残ってるから治療しないト」

サクラはそういうと剣印を結び治療をはじめる 蘇生の術である程度の傷はふさがったとはいえまだ完全に傷は癒えてはいない
念を込め純菜へと治療をしようとしたとき 純菜の体がピクッと動いたかと思うと閉じられていた瞼がゆっくりと開いていった

「ウッ こ…ここは?…」

「純菜ちゃん気がついたのネ まだ動いちゃだめヨ」

サクラは治療術を使う 淡い緑の光に包まれ純菜の傷が癒されていく 治療の効果もあって動ける程度まで回復したようだった
それでもまだふらふらしている純菜にサクラは肩をかし何とか立ち上がった

「弾ちゃん!これだけの数の化物相手じゃいくらなんでも無理だ 一旦ここから出た方がいいんじゃねぇか!?」

真鉄は辺りを見ながらそういった 弾十郎が体をはって亡者を突き飛ばし 秀人と銃は亡者を切り裂いていく
しかしこのままでは次々と沸いてくる亡者に対抗しきれない
真鉄はそう思い弾十郎に言ったのだが かえってきた声は弾十郎のものではなかった

「貴様らはここで死ぬといったであろう」

凪麻呂がさらに手を振り払うと亡者を呼んだ また地面から亡者が沸いて出る
その亡者達がジリジリと迫ってきてサクラ達は完全に取り囲まれてしまっていた
気味の悪い亡者の叫びがあたりに木霊している

「くそ! こんなにいやがるのか」

「囲まれたでござるな」

迫り来る亡者に対し サクラ達は後退するしかなかったが後ろは壁である
通路へ出ようとすると亡者の一角を突き崩さない限りそこへはとどかない
しかしそこへ至るまでの亡者の数が多すぎる

「おれが突っ込んで血路を開くからみんなはその隙に逃げてくれ」

弾十郎は小刀を握り締めると唯一の出口へ突き進もうとしていた 今にも亡者に飛び込まんとしている弾十郎の肩を真鉄が掴む

「馬鹿か!逃げるならみんな一緒にだ!」

真鉄がそういった瞬間、亡者の動きがピタリと止まった 先ほどまでジリジリと迫ってきていた亡者がなぜ止まったのか皆分からなかった
これなら今のうちに亡者の群れを潜り抜け出口へと向かえるのではないかそう思ったとき

「見て 凪さんが」

銃が凪麻呂を指差していた その指の先にいた凪麻呂は頭を押さえうずくまっている
一体なにが?そう思ったとき凪麻呂の背中から黒い煙のようなものが立ち昇る
それは誰の目にも見えるほどの邪気だった
通常このてのものは修行をつんだ神職、僧、陰陽師、薬師なら見えるのだが 今、目の前にある邪気はあまりにも濃い闇のようだ

「な、なんだありゃ?」

頭を押さえうずくまっていた凪麻呂がこちらを向いている 何かを言っているのだが何を言っているのか聞こえない
凪麻呂は頭を押さえ苦しげな表情を浮べながらなんとか声を出した

「こ、殺してくれ」

凪麻呂は確かにそういった

浜名湖底洞穴編

サクラは大きく深呼吸をした、そして金剛鈷印を結び詠唱をはじめる かつて鷹の小鳥を助けた時も純菜はかなり消耗していた
鷹の小鳥を助けるだけであれほどの力を必要としていたのだ 今のサクラにはそのような力が果たしてあるのか?
疑問をおぼえつつもサクラは詠唱を唱える声に力を込めた

「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」

純菜が鷹の小鳥を助けた時の様に念を込め始める サクラは純菜にかざしてある手が暖かくなるのを感じた そしてサクラの手に光りが集まる
迷ってはいけない雑念を全て捨て集中しなければ サクラはさらに念を込めていくとその光りはさらに輝きを増していった

(まだまだこんなものでは…)

サクラはさらに念を込めると輝きはさらに増していく サクラは集中していた純菜を絶対に助ける この思いが今のサクラのすべてであった
サクラはさらに気合を込め集中する すると純菜の上に小さな光球が現れた
その光球は徐々に大きくなっていく まるで純菜をおおい隠すかのような勢いで
弾十郎達と戦っていた亡者の一体がサクラへと向かって歩き出した まるでサクラの放つ光に吸い寄せられるように
サクラは蘇生に集中しているので気がついていない 亡者は腕を伸ばしサクラを掴もうと腕を伸ばす
しかし掴むよりも先に亡者の腕は切り落とされた そこには槍を持った紅が立っている

「………邪魔は……させない」

サクラへと腕を伸ばした亡者を紅が止めた そして槍を亡者の胸深く打ち込むとそのまま押し倒す 仰向けに倒れた亡者の頭を紅は踏み潰した

「すまん紅 助かった!」

「護るぞ!ここから先は一歩も通すな!!」

「おぉ!!!」

弾十郎が吼え真鉄、秀人、銃がそれに呼応した、そしてそれぞれが迫り来る亡者を止めていく
圧倒的な数の差があるのだがそれでも弾十郎達は亡者の群れを食い止めていた
純菜の上に現れた光球は輝きを増しながら大きくなっていった 

「は~ッ!!」

サクラはその光球を純菜に導く、光球はゆっくりと純菜の体の中へと吸い込まれるように入っていった
その瞬間純菜の体が光に包まれる その輝きは消えることなく純菜を包んでいる
この輝きはサクラの思い 純菜を助けたいと思う心が具現化されたものといってもいいだろう
光に包まれた純菜の体が徐々に治っていく 痛々しかった火傷が元の綺麗な肌へと変わっていく
顔にも生気が宿ってきたようにサクラにはみえた これで後は魂が戻れば
そう思ったときサクラは力尽き純菜の横へひざまずく あまりの緊張と使い慣れない術を使ったための疲労かもしれない
しかし今はそんなことを気にしてはいられない 純菜はどうなったのか!?
サクラは純菜の顔を覗き込んでみると純菜は小さく息をしていた 先ほどまで何も吐いていなかった純菜が息をしている
サクラは純菜の胸に手を置いてみる すると純菜からしっかりとした心臓の鼓動がサクラの手に伝わってくる

「純菜ちゃんガ…純菜ちゃんガ…」

「サクラちゃんどうなの?成功したの?」

まおが聞くとサクラは涙を流しながらうなずいた

「はい成功です 純菜ちゃんの魂を呼び戻すことができましタ」

サクラは泣きながら純菜を見ていた よかった、本当によかった
本当は不安だった自分の力が足りなかったら もし失敗して純菜を呼び戻すことが出来なかったら
そうなれば純菜は二度と目を覚ますことはなかっただろう
しかしまおは出来るといった その言葉に嘘はなかった こんな私でも純菜を助けることが出来たのだこれほど嬉しいことはない
純菜と出会い 小鳥を助ける純菜を見て薬師の道を選んだサクラ
足元にも及ばないとおもっていた純菜を自分の力で助けることができた これで私もこの人の足元辺りには追いついたのかな?と思った瞬間だった

浜名湖底洞穴編

「……わ、私には無理ヨ」

サクラは泣きながらまおに言った サクラは今まで蘇生、転生の術を使ったことがない どうすればいいのかその知識だけはあるのだが

「サクラちゃん貴方は今まで何をして何を見てきたの?薬師になるために修行を積んできたはずでしょ?」

「でも…でも…私には無理よできっこなイ」

首をふり私には出来ないといい続けるサクラ そんなサクラをまおは静かにみていたが
パンという音が洞穴内に響く まおの平手打ちの音だった サクラは頬が熱くなるのを感じる
ジンジンと痛む頬を押さえながらサクラはまおを見上げる

「サクラちゃん!そんな弱気でどうするの純菜ちゃんを助けたいと思わないの!?」

「それハ……」

「助けたいのでしょ?それなら今、貴方がやらないで誰がやるの!誰が純菜ちゃんを助けられるの?貴方しかいないでしょ!」

確かに今この場で蘇生、転生の技を扱えるのはサクラしかいない 助けたい思いはサクラも一緒だった
しかし出来るだろうか? 失敗すれば純菜は…
その考えを見透かしたようにまおが言った

「大丈夫貴方なら出来るわきっと純菜ちゃんを助けられる 自分を信じて、そして純菜ちゃんを助けたいという思いを、きっと出来るから」

まおは微笑みうなずいた 自信を持てとそういっているようであった

「………私…私やってみまス」

「貴方ならきっと出来る 自分の持てる力を全力全開にして純菜ちゃんを助けなさい!」

サクラは涙を拭き純菜をそっとねかせた そしてスクッと立ち上がると自分に言い聞かすように言った

「今から蘇生準備に入りまス!」

必ず助ける サクラはそう固く誓った
目の前に横たわる傷ついた純菜を見つめる この目の前に倒れている人に会わなければ薬師を目指そうとは思わなかった
そして今、傷つき倒れているこの人を助けられるのは私だけだ サクラはふと薬座頭から聞いた話を思い出していた

「いいですかサクラどの」

薬研の中で薬座頭は静かに語り始める

「薬師には蘇生、転生といった術があります、これはとても高度な技能と力を必要とします」

「フムフム」

「治療とは人を癒すためのもの その技を高めたものが蘇生、転生といえるでしょう、しかしその技にも限界があります」

「限界?ですカ??」

「そうです、生きる意志のないもの 天寿をまっとうしたものには意味のないものなのです」

「そうなのですカ?では、天寿をまっとうしてなく不慮の事故とかで亡くなった場合なら大丈夫なわけですネ?」

「さよう、ですが術とはやはり人が扱うもの、絶対はありえないのですよ」

サクラは考え込んだ 生きる意志があり蘇生、転生を使えば呼び戻すことが出来る であればそれは誰しも喜ぶことではないか?だが薬座頭は絶対はないという どういうことなのだろう?

「なぜでス?その技さえあれば呼び戻すことができるのでしょウ?」

「さよう この技にはその力があります しかし扱う人の技能、力が及ばない場合は違います」

「力不足だとどうなるのですカ?」

薬座頭は悲しそうな顔をしながらサクラの質問に答えた

「その者の魂は肉体には戻らず、輪廻の枠から外れ永遠に彷徨い続けることになるでしょう」

「もう二度と魂は戻ることはない……ト?」

「そのとうりです、悲しいことですがそうなります サクラ殿はそうならないよう今以上の精進が必要ということですな」

「は、はい!頑張りまス!」

「では今日はここまで 純菜殿がお待ちのようですぞ」

「はい、ありがとう御座いましタ」

成功すればよし、だが失敗すれば純菜の魂は輪廻の枠から外れてしまう、そうなれば純菜の魂は二度と戻ってくることはない
しかし純菜はかならず呼び戻す まだ純菜の寿命が尽きたわけではない 純菜に生きる意志がなくなったとも思えない
今ここで何もしなければ絶対に後悔する それをまおが教えてくれた
そのまおの期待を裏切るわけにもいかない サクラは右手を純菜へとかざし左手で剣印を結ぶ
ふぅーと息を吐くと術に集中するため瞳を閉じた

浜名湖底洞穴編

皆、唖然としてサクラと純菜を見ていた ただサクラの泣き声だけが聞こえてくる
弾十郎は泣きじゃくるサクラに手を伸ばそうとしたとき凪麻呂の声が聞こえてきた

「チッ 縛が解けたか…まぁいい一匹は逝ったようだな」

凪麻呂はそう言い放った さもつまらないことでもあったように言ったその言葉が弾十郎の頭の中を駆け巡る
プチンと何かが切れたような音が聞こえた気がした そして言葉よりも早く体が先に動く
ダン!という音を残し弾十郎は駆け出した

「な~ぎ~!!」

みんな倒れた純菜を呆然と見ていた中、弾十郎だけが凪麻呂へと突進していく 拳を硬く握り締めた弾十郎は凪麻呂へ向かって叫んだ

「てめぇ 何やったのか分かってんだろうな!!」

弾十郎は叫びながら凪麻呂へと向っていく だが凪麻呂は避ける様子もなくただスッと片手をあげるとその手を振り払った
すると凪麻呂が立っているあたりの地面がボコボコとせりあがりそこから手が飛びだしてきた
手だけではない地面から這い出てくるものがあった 地面から這い出てきたのは亡者だった
地面から出てきた亡者は弾十郎の前に立ちふさがると弾十郎の突進を止める
いつもの弾十郎であれば亡者ごときで止められるはずはないのだが 今の弾十郎の瞳には凪麻呂しか映っていない
それでも何とか亡者を引き剥がし凪麻呂へと向かおうとしたのだが

「……身の程知らずが 思い知るがよい」

凪麻呂がさらに手をはらうと突風がおこる、その突風は弾十郎と亡者をかるく巻き込み吹き飛ばした
飛ばされてくる弾十郎を秀人が受け止める 亡者はそのまま吹き飛ばされ壁へと激突した

「弾ちゃん 闇雲に向っちゃダメよ」

「奴が! 何したかわかってんのか!」

静止するまおに弾十郎は凪麻呂を指差し怒鳴る 弾十郎はこれほどの怒りをおぼえたことはなかった
凪麻呂はなんの表情もあらわさずその場にたたずんでいる

「えぇわかってる けど今の凪さんは普通じゃないのよ 人がこれほどの邪気を持つなんて私は聞いたことがないもの 何かおかしいのよ」

「じゃあ 引き下がれって言うのか!!奴は…奴が…」

「そうじゃない 今すべきことは」

そういうとまおはサクラに抱かれた純菜を見た そう今は一刻も早く純菜を助けなければならない
しかしそれにはサクラの力が必要なのだが その肝心のサクラは純菜を抱え泣き崩れている

「貴様らはここで死ぬのだ」

凪麻呂の声に同調するように地面が盛りあがる わらわらと地面から這い出てくる亡者が凪麻呂の周辺に現れた
そしてその亡者達はジリジリとサクラ達がいる場所へ迫ってくる 亡者はサクラ達を取り囲もうとしていた

「来るでござるよ!」

「くそっ!こうなったらとことんやってやる!本郷さん、真ちゃん、銃行くぞ!紅はまお達の護衛を頼む」

弾十郎は小刀を秀人と銃は太刀を抜刀すると亡者へと向かっていく 真鉄はサクラ達のいる場所から数歩離れた位置で火縄銃を構える
まおは3人を見送ると泣きじゃくるサクラへとやさしく語りかけた

「サクラちゃん 今、純菜ちゃんを助けられるのは貴方だけなのわかるわよね?」


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne