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浜名湖底洞穴編

「サクラちゃん よくやったわね貴方なら必ずやれると思ってたわよ」

「どうした?すごい光ってたが何がおこったんだまお!?」

近くにいた真鉄が何がおこったかわからずまおに問う しかし真鉄は振り向くことは出来ない次から次へと沸いて出る亡者を火縄銃で撃ち抜いていた

「サクラちゃんがやってくれたのよ 純菜ちゃんが戻って来た」

「それは本当でござるか?」

「えぇ本当よ、サクラちゃんよくがんばったわ」

「よくやった!!」

「まだ傷がかなり残ってるから治療しないト」

サクラはそういうと剣印を結び治療をはじめる 蘇生の術である程度の傷はふさがったとはいえまだ完全に傷は癒えてはいない
念を込め純菜へと治療をしようとしたとき 純菜の体がピクッと動いたかと思うと閉じられていた瞼がゆっくりと開いていった

「ウッ こ…ここは?…」

「純菜ちゃん気がついたのネ まだ動いちゃだめヨ」

サクラは治療術を使う 淡い緑の光に包まれ純菜の傷が癒されていく 治療の効果もあって動ける程度まで回復したようだった
それでもまだふらふらしている純菜にサクラは肩をかし何とか立ち上がった

「弾ちゃん!これだけの数の化物相手じゃいくらなんでも無理だ 一旦ここから出た方がいいんじゃねぇか!?」

真鉄は辺りを見ながらそういった 弾十郎が体をはって亡者を突き飛ばし 秀人と銃は亡者を切り裂いていく
しかしこのままでは次々と沸いてくる亡者に対抗しきれない
真鉄はそう思い弾十郎に言ったのだが かえってきた声は弾十郎のものではなかった

「貴様らはここで死ぬといったであろう」

凪麻呂がさらに手を振り払うと亡者を呼んだ また地面から亡者が沸いて出る
その亡者達がジリジリと迫ってきてサクラ達は完全に取り囲まれてしまっていた
気味の悪い亡者の叫びがあたりに木霊している

「くそ! こんなにいやがるのか」

「囲まれたでござるな」

迫り来る亡者に対し サクラ達は後退するしかなかったが後ろは壁である
通路へ出ようとすると亡者の一角を突き崩さない限りそこへはとどかない
しかしそこへ至るまでの亡者の数が多すぎる

「おれが突っ込んで血路を開くからみんなはその隙に逃げてくれ」

弾十郎は小刀を握り締めると唯一の出口へ突き進もうとしていた 今にも亡者に飛び込まんとしている弾十郎の肩を真鉄が掴む

「馬鹿か!逃げるならみんな一緒にだ!」

真鉄がそういった瞬間、亡者の動きがピタリと止まった 先ほどまでジリジリと迫ってきていた亡者がなぜ止まったのか皆分からなかった
これなら今のうちに亡者の群れを潜り抜け出口へと向かえるのではないかそう思ったとき

「見て 凪さんが」

銃が凪麻呂を指差していた その指の先にいた凪麻呂は頭を押さえうずくまっている
一体なにが?そう思ったとき凪麻呂の背中から黒い煙のようなものが立ち昇る
それは誰の目にも見えるほどの邪気だった
通常このてのものは修行をつんだ神職、僧、陰陽師、薬師なら見えるのだが 今、目の前にある邪気はあまりにも濃い闇のようだ

「な、なんだありゃ?」

頭を押さえうずくまっていた凪麻呂がこちらを向いている 何かを言っているのだが何を言っているのか聞こえない
凪麻呂は頭を押さえ苦しげな表情を浮べながらなんとか声を出した

「こ、殺してくれ」

凪麻呂は確かにそういった
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