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浜名湖底洞穴編

一度は止まっていた亡者達だったが凪麻呂の中へと邪気が戻ったことによりジリジリとサクラ達に迫ってくる
弾十郎と秀人が先頭で亡者の群れをくいとめていた かなりの屍の山を築いているのだが圧倒的な数の差に追い詰められていく
(糸?紐??なんにしても何か繋がっていたような…)
サクラは餓鬼を初めて見たときの事を必死に思い出していた だがそれと今の凪麻呂とは同じ状態なのか?
だとしたら凪麻呂の体にはすでに餓鬼が?そうも思ったがそれはないと思う
凪麻呂に初めて会った時にそのような様子はなかった だた違和感はあったが
体の中から操られていないとすると別の何かがあるのかもしれない それはきっとあの時の餓鬼と同じように糸のようなもので繋がっているはず それなら

「もしかしたら凪さんを戻せるかモ」

サクラに自信はなかった 本当に今の凪麻呂が体内から操られていないとは言いがたい
もしも体内から操られているのだとしたら サクラにはどうすることも出来ない その時は本当に凪麻呂を切らなくては止められない
だが何もせずこのまま終わるよりはるかにましである

「サクラちゃん何かわかったの?」

肩をかしている純菜がサクラに聞いた サクラは自信がなさそうにうなずく

「うん、でもこれは凪さんをよく診てみないとわからないのヨ 今の状態じゃ集中も出来ないから無理かモ」

「くそっ 数が多すぎる」

弾十郎達が亡者の攻撃をしのぎながら後退してくる 倒しても倒しても沸いてくる亡者に押されてしまっている
秀人もどうにか活路を見つけようとしてはいるがあまりに多い亡者の数にそれを見つけられないでいた

「こりゃ 無理か…」

真鉄からも諦めの言葉が出てくる ちらっと大袋をみるその中には火縄銃に使う玉と火薬が入っている
かなりの数を用意してきたと思っていたのだが残り少なくなっている
もう少し多く持ってきていれば無茶も出来たのだが今持っている残りの玉数ではそれも出来ない

「諦めたらダメでござる!」

秀人も必死に亡者の攻撃を食い止めている、しかし群れで迫り来る亡者を止めることはできない

「貴様らはここで死ね」

凪麻呂の言葉に反応したように亡者の強さが増した 
弾十郎も秀人も後ろにいる守るべき人達のために必死に抵抗しているのだが押され後退していく
どうにかできないのか!?俺の力はここまでなのか?こんなところで守りたい人達を守ることも出来ず終わるのか?

「こ、ここまでなのか…」

弾十郎までも弱音を吐き真鉄も諦めかけていたそのときである 通路のある方から声が聞こえた

「まだだ!!」

「そう!まだよ!」

通路の方を見るとそこにもまた亡者がひしめいている その亡者を群れを飛び越すように影が飛び出した
その影は天井すれすれの所を軽々と飛びサクラ達の頭上に到達した
そしてくるっと回転したかと思うと亡者へ向きなおり刀を振りぬく すると亡者の群れの上に雷雲が現れ無数の稲妻が迸る
弾十郎の目の前にいた亡者が次々と稲妻に撃たれ倒されていった
そして影は弾十郎の前に降り立つ 影は覆面をつけた女性だった その女性は覆面を取り弾十郎達を一喝した

「弾に真!あたしはそんな風にすぐに諦めるように仕込んだ覚えはないよ!」

弾十郎の前に降り立った影は天星真希だった 真希は腰に手をあて弾十郎と真鉄を見ている
弾十郎はまるで幽霊でも見ているかのような顔になっていた それでも何とか声を出す

「お、お頭??」

「お頭っていうな!!あたしは引退したんだ」

真希は弾十郎の頭をぽかっと叩く 驚いているのは真鉄も同じだった

「な、なんでお頭がここに??」

「だからお頭っていうなって言ってるだろ!お前らは二人そろって耳がついてないのか!」

「いやでもいきなり居なくなって…心配してたんだぞ」

「ふっ…お前達に心配されるとはね まぁいいそれよりなぜここにいるのか聞いてたな それは奴に借りがあるからだ」

真希は凪麻呂をキッと睨みつけ凪麻呂を指差し叫んだ

「戻ってきたぞ!今度は前みたいにいかないからな 覚悟しろこのやろう!」

真希がそう言った時 通路のある方からこちらに向かって何かが突き進んでくる
亡者が切り飛ばされなぎ倒されていく
ひしめいていた亡者の群れの一角が崩れその中心で暴れていた人物が見えた
そこには鎧を着込んだ侍がそこに立っている 両手に太刀を持ちまるで踊るように亡者を切り刻んでいる
その人物にサクラは見覚えがあったそれは刺客に襲われたとき助けてくれた人物、忍野禮華だった
一度は崩れた亡者達だったがなだれ込むように禮華に襲いかかっていった
その瞬間サクラは見た迫り来る亡者に対し禮華がニヤリと笑ったのを
そして禮華が亡者に飲み込まれ見えなくなってしまった その瞬間

「謙ちゃんいくわよ!」

禮華は両手に持っていた太刀の一本を空中へと投げるとその太刀を追いかけるように影が飛びだした
影は空中で太刀を取ると真希と同じように太刀をふるう
太刀を振りぬくとそこに風が集まっていく 風が集まり丸く形をなしたその瞬間太刀を突き入れた
風は竜巻のようになり真空の刃が亡者達を襲い吹き飛ばした 竜巻がサクラ達の元へと向かう道を開く
そこを禮華が走ってくる その横にはもう一人走ってくる人物がいた
この人物もサクラは見たことがあった 禮華に初めてあったとき禮華と一緒にいた人物
サクラの背後を音もなく取った池添謙一だった

「おまたせ」

「禮華ちゃんに謙も来てたのか」

「うん でもまだ来てるよ そろそろなんじゃないかなー」

禮華は通路がある方を見ていた そこにはまだまだ亡者が群れている
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