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浜名湖底洞穴編

禮華はまだ来ないのかなーといった風で通路のほうをみている まだ人が来ていると禮華は言ったが一体誰が来ているのか
サクラも同じように通路をみていると禮華と一緒にやってきた謙一がぶつぶつと何か言っている

「禮華 飛ばしすぎ…」

「文句いわない!持ってきてあげたんだから それにちゃんと取れたじゃない」

「別に頼んでない…」

「何かいった!?」

「………いや…なにも…」

あいかわらずな禮華と謙一だった その禮華は未だに通路のほうを見ている
その時サクラのそばの地面が盛り上がり亡者があらわれた
不意に出てきた亡者に対処できずサクラは純菜をかばうように抱きしめる
やられる…そう感じサクラはギュッと目をつむり純菜を抱く手にも力がこもる しかし痛みはいっこうに来なかった
サクラはそっと目を開け振りかえるとそこにはやはり亡者がいた しかし襲いかかってきた亡者は肩口から腰にかけてばっさりと切られその場にグシャっと崩れ落ちる
その崩れ落ちた亡者の背後に人が立っていた 神代ユダである

(ここにいたのか)

ユダはサクラの姿を確認するとホッとした しかし、とユダは思う
たいしたことのない忍務だと思っていたこの仕事が思いもかけず腕試しの場になったのだ
今までの修行の成果を存分に発揮できる ユダの顔には自然と笑みがこぼれていた

「あ、ありがとう御座いまス 助かりましタ」

これでユダに助けてもらったのは2度目なのだが 1度目をサクラは知らない
この人は誰なんだろう?と思っていると通路の方からゴォオオオ!という音が聞こえた
みると通路から炎が噴出している それはまるで炎の龍があばれているようであった
炎の龍は亡者の群れを飲み込み燃やし尽くしていく 炎の龍が消えたときそこにはあるのは黒こげの亡者の亡骸だけだった

「こんなところがあったとはね~」

倒れた亡者を踏み潰しながらトコトコと子供が歩いてくる その手には体に不釣合いな薙刀を持っている
トコトコと歩いて来たのは杉浦葵であった そして葵の後ろからもう一人歩いてくる人物がいた

「間一髪、いや間半髪といったところですかな?」

葵の後ろから来たのは雪藤洋士である
二人はまるで物見遊山をしているようにゆっくりと歩いてくる

「おぉ~いっぱい居るわね これであの陰陽頭の鼻をへし折ることが出来るわ」

「葵さん不謹慎ですよ」

「なに言ってるのよ それもこれも陰陽寮の人が信用しないからでしょが!」

「まぁ…そうなのですが あの方は少々頑固者でして」

「いいわとりあえず、よりどりみどりみたいだから どれか引っ張って帰れれば」

「そうですな~ いっぱいいますな」

その時 黒こげになった亡骸の中から亡者が飛び出し葵へと刀を振り下ろす
しかし葵に驚きもあせりもなかった

「おそい!」

亡者が刀を振り下ろす前に葵が動く 葵は薙刀を地面に軽くかすらせると薙刀の刃の部分が炎に包まれた
炎を纏った薙刀をそのまま亡者叩きつける 亡者に付けられた刀傷の傷口からは炎が噴出していた
襲ってきた亡者は仰向けに倒れた しかし倒れた亡者にはおかしなところがあるのにサクラは気がつく
亡者に付けられた刀傷は2本あったのだ 葵は確かに亡者を斬ったしかしそれは1度だけサクラにはそう見えていた
しかし付けられている傷は2つ サクラには見えない一撃が繰り出されていたのだ
この二人は一体何者なのだろう?一人は陰陽師それもかなりの使い手だと思う かなりの数の亡者を一瞬にして倒すほどの実力の持ち主
そしてもう一人は僧 サクラよりも年下に見える小さな女の子だ しかもその子はサクラにも見えない一撃を繰り出すほどの使い手だ

「葵 遅いぞ」

「なに言ってるのよ真希ちゃんが早いのよ」

「まぁいい それより奴を倒すぞ」

「奴??」

真希は凪麻呂を指差した 葵は亡者の群れの後ろに控えている凪麻呂を発見しそして少し考えてから

「あれ?あれって陰陽師の人じゃない?ねぇ大臣あなた知ってるでしょ?」

「ん?おぉあれは凪さんじゃないか どうしてこんな所に??」

「なんだ知り合いか?」

「知り合いってほどじゃないけど 岡崎で見たことある人よ」

「ふむ まぁあたしに喧嘩を売ってきたんだから買うまでよ!」

そういうと真希は小刀を両手に構え今にも飛び掛ろうとしていた 

「待ってくださイ!!」

サクラは真希を制止する 今、凪麻呂を刺激するのはまずい今なら見えるかもしれないものが見れなくなるかもしれないからだ まおも真希を止める

「そうなのよ 真希ちゃんちょっと待って」

「凪さんは操られてるみたいなんです だから助けられるかもしれないノ」
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