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疾風刃雷

堺 それは商人達が築くつながりにより作られた 堺に向かう途中にも多くの商人とすれ違っている
その商人達も堺を目指していたのだろう
そこまでして堺へと向かう理由 それは情報
何をどこへ持っていけば売れるのかその情報が手に入る しかしその情報には嘘、偽りも多くふくまれている
誰が好き好んで商売がたきの援助をするだろう 時には裏をかき時には真実が流れる
そのような駆け引きがおこなわれる場所でもある しかし商人の町とはいえ今は戦国である普通の町であれば隣国もしくは自国の領主によって取り潰されてしまうだろう しかし堺はそれを許さない
城壁を作り侵入者を固く拒んできた だが商人に関してはその限りではない 他、旅人にも寛容である
その高く作られた城壁のそばに3人は歩いていた

「おっきな壁だなーどこまで続いてるんだ」

壁にそって歩いていくと城門が見えてきた 門が見えると潤は門へ向けて走りだしていた
早く、早くーと言いはしゃぎながら潤は堺の門をくぐっていった 媛神はふぅとため息をつきながら潤の後を追い堺の門をくぐる
門をくぐると多くの商人達がせわしなく歩いていた……と、いうこともなく静かなものだった
媛神は七海の案内で茶屋へと向かっていた 外にある茶屋でも食料は買えるのだが日持ちするものは売っていない
そこで今いる場所から近い町、堺で買い物をしようと考えたのだ
一度来ているだけあって七海は迷いなく歩いていくそのあとを媛神はあるいていた 少し歩くと茶屋が見えてくる
茶屋につくとそこには潤の姿があった なにやら茶屋の主人と話しこんでいる
媛神は茶屋の前にならべられた商品に目をやり何がいいのかと悩んでいた
すると茶屋の主人との話が終わったのか潤がこちらにやってきた

「ねぇ媛っちさっきここの主人に話をきいたんだけどさ 商人街っていうところがあるんだって行ってみようよ」

「わたくしは興味ありませんわ 行きたいのでしたらお一人で行けばよろしいでしょう」

「えー媛っちも行こうよーここまで来たんだから見てかないと損だって主人もいってたぞ」

「興味がないと言ったでしょう あ!待ちなさい ど、どこをひっぱっていますの!?」

潤は媛神の帯を掴みずるずると引っ張っていく

「だから行こうって ぜったい面白いからほらほら」

「わ わ わかりましたから帯をひっぱらないで 手をお放しなさい」

ぐいぐいとひっぱる潤に負けた媛神は商人街にむかうことになった
堺にある商人街は奥の方にあるということだった 潤と媛神はならんで歩きその後ろの方をとぼとぼと歩いてくる 浮かない顔をしている七海だった

「どうしましたの七海?そんなうかない顔をして」

「え?あぁちょっとね…この眼帯を買った所っていうのが商人街なんだよ」

「七海が中途半端なまがい物をつかまされたのが商人街なのですね」

「うん、そうなんだよ」

「それは仕方ないことかもしれませんわね このような呪具は知識のない者にはわからないものですし しかも知識だけでは不十分ですわ さらに霊的な力がないとどれだけの効果があるかもわからないですわね」

「なるほど…」

「まぁ今のそれはわたくしが強化したものですし 基本的には間違ったものではありませんでしたわ ただ貴方の力が予想以上に強すぎるものだった そういうことですわ」

「そ、そんなことになってるのこの右目?」

「早くどうにかしないとそれに喰われてしまいますわよ 貴方」

脅すように七海にいうと七海はおろおろしはじめた 無理もない媛神自身このようなものを目にしたのは初めてだったからだ
七海の右目に宿る鬼 なぜこの鬼が七海に宿ることになったのかその原因がわかればどうにかなるかもしれない
そう媛神は思っているのだが 七海の記憶がない以上それもわからない

「今すぐどうこうなるというわけではありませんわ わたくしのほどこしたその眼帯がそう簡単にその目に宿る鬼に破られるはずありませんわ」

「そ、そうだね ボクは媛さんを信じるよ」

そういって七海は眼帯をさわっていた 多少不安はなくなっているようだった
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