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浜名湖底洞穴編

サクラは秀人に話を聞いてもらうことになった まぁ話だけなので別にいいかなと思ったのと秀人がとても真剣な顔で話を聞かせてくれと言ってきたからだ
知人の話なので秀人には関係ないと思ったのだが それでも秀人は真剣に話を聞いてくれた

「ふむふむ、なるほど」

秀人はサクラの話を頷きながら聞いていた そして話を聞き終えると秀人はサクラに向かって言った

「真鉄どのを見かけないと思ったらそういう訳でござるか…真鉄どのと拙者は知人の間柄でござる」

「あら 真さんを知ってるんですか それで真さんが帰ってこないから浜名湖へ行くことになったんだけど3人で大丈夫なのかなッテ 心配になっちゃッテ」

「たしかに…少し心配ですな…では拙者もお供しますが 如何かな?」

「えェ!?」

「そんなに驚くことでもありますまい 真鉄どのは拙者の知人しかも帰ってこなくなって時間もたつのでござろう?無事ならそれにこしたことはないでござるが ですがもし何かあったのであれば」

「でも…危ないかもしれませんよ?危険はなさそうとはいってもホントに何があるかわかんないでスし」

「それなら心配にはおよばないでござるよ 拙者も武士のはしくれ多少の危険にはなれているでござる」

「でも…ホントにいいんですか?たしかに本郷さんみたいな強そうな方に一緒に来てもらえるなら頼もしいですけド…」

「お任せくだされ 友が危険な目にあっているかもしれないというのにここで動かなければして男としても武士としても恥でござる! して浜名湖にはいつ向うのでござるか?」

「えっと明日の朝、鍛冶場の前で待ち合わせしてまス」

「承知した、では明日鍛冶場の前で」

そういうと秀人は両替宿へと向っていった その後ろ姿を眺めながらサクラは秀人に話をしたことを少し後悔していた だが頼もしい仲間が出来たことも事実である
秀人も真鉄達の知り合いだとは思わなかったがこれも何かの縁かもしれない ここは秀人の好意に素直にあまえるのがいいだろう
そう思いながらサクラは純菜と話をするために薬研へと戻っていった
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浜名湖底洞穴編

サクラは純菜と一緒に薬研で薬を作っていたのだが 手持ちの水が少ないことがわかり茶屋まで来ていた
治療には触媒として水が必要なため茶屋へ買出しに来ていた
サクラはまだ薬師としての修行をはじめて間もないので簡単な薬しか作れない なので今回はむずかしい調合の薬は純菜にまかせてある
しかし何もしないのでは申し訳ないので少なくなっていた手持ちの水を買い足しに来たのだ
ただの水ならば純菜の家の井戸から取ればいいのだがそれでは効果が少ないのだという
成分の違いなのかどうなのかその辺りはよくわからないのだが治療用の水は茶屋で買うことになっていた

「おじさ~んあわ雪を2つくださいナ、あと後でお水もくださイ」

「はいはい 少々お待ちを」

サクラは茶屋前の長椅子に座り待つことにした 注文したあわ雪の1こは自分にもう一つは純菜へのおみやげ用である
長椅子に座りサクラは少し考えていた明日は浜名湖へ行くことになっている しかし3人で大丈夫なのかな?
短い付き合いだが弾十郎や真鉄、純菜の強さは知っている 本当の力はまだサクラも見せてもらっていないのだがそれでも十分すぎるほどの使い手達だ
弾十郎は仲間を守るための力 純菜とサクラは癒しの力 これだけでも十分すぎるぐらいだろう
しかしサクラは少し不安になっていた はたして本当に大丈夫なのか?あの真鉄が帰って来れないぐらいの敵がそこにいたとしたら?
もしそんな敵がいたとなると3人でどうにかなるのであろうか? そう考えると不安になってくる
そうこう考えていると隣に誰か立っていた 見上げてみるとそこには鎧を着た人物が立っていた ちょうど茶屋主人に注文をしているところである

「親父どの 団子をもらえるかな?」

サクラはその鎧武者の声をどこかで聞いたことがある 誰だろうと思い茶屋主人の前に立つ鎧武者の人をじっと見つめてみた

(あれ? この人何処かでみたことあル…)

たしかにこの鎧武者の人物を知っているような気がする 私は一体どこでこの鎧武者の人物を見たのか?
サクラは何処で会ったのかを思い出していた そして

「あ~~~っ! 思い出しタ!!」

「な、なんでござるか!?」

サクラが大声で叫んだので鎧武者の人物も吃驚し同じように叫んでいた そう、この人物こそサクラが稲葉山で酔っ払いに絡まれていたとき助けてくれた人物 あのときの侍だということをサクラは思い出した

「あの時は助けて頂いて有り難う御座いましタ」

サクラは立ち上がると深々と頭を下げる だがその侍は何がなんだか分からないといった様子だった

「な、なんのことでござろう? 人違いではござらんか?」

「あれ?忘れちゃいましたカ? ほら稲葉山で酔っ払いに絡まれた時 助けてもらった者でス」

「あぁ あの時の、いやいや礼など必要ないでござるよ」

「あの私、御堂サクラと申しまス あの時は本当に助かりましタ ありがとう御座いましタ」

「これはこれはご丁寧に拙者は本郷秀人 見てのとおり剣客でござる ところで浮かない顔をしてたみたいでござるがいかがなされた?…」

「あら…そんな顔してたんダ私…いえいえなんでもないんですヨ こちらの事ですので気にしないでくださイ」

「拙者でよければ話を聞きますぞ?愚痴でも何でも、話をするだけで少しはすっきりするものでござる ささ、遠慮など無用 まぁ話を聞くだけならタダでござるからな~ はっはっはっは」

そういって秀人は豪快に笑っていた サクラは苦笑いを浮べながら考えていた 目の前にいる侍、秀人の実力はかなりのものだと思う 立ち振る舞いから見てかなりの実力者なのはわかるのだが…
話をしてもいいのかどうか迷っていた 見ず知らずの人にこんな話をしていいものかどうか

「むむ?迷っていますな まぁ会ったばっかりの拙者に話をしずらいのはわかのでござるが…さっきも言ったとおり話をするだけでも気が晴れるものでござるよ 遠慮は無用でござる」

真剣な目を向けてくる秀人を見て押され気味になるサクラ 少し考えサクラは秀人に話を聞いてもらうことにした

浜名湖底洞穴編

それから数日 サクラは日課である朝夕の稽古と薬研での勉強そして採取をこなしていた
ただ、真鉄が未だに帰って来ていないことだけが気がかりだったが
その日もサクラと純菜は薬研での勉強を終え 採取から帰って来たところである 
やはり鍛冶場の前でまた弾十郎がたそがれているのが見えた

「弾さん またぼーっとしちゃっテ」

「あぁ サクラちゃんに純菜ちゃんか…」

弾十郎の言葉に力がない よほど心配なのだろう?

「弾さん 真さんまだ帰ってきてないの?」

「うむ…一体何してるんだろうな…もうかれこれ何日も経つのに」

「ん~ 何か事故にでもあったのかナ?」

「むぅ~ 真ちゃんがそんなドジふむかな~ まぁ確かに抜けてるところはあるが…まさかなぁ~」

「そんなに心配なら行って見る? 浜名湖ッテところヘ」

「サクラちゃん本気か?危険はないといっても毒蛇とかもいるだろうしあぶないぞ」

「そんなに危険な場所でもないんでショ? それに毒蛇ぐらいだったら楽勝でス だから迎えにいってもいいんじゃないかナ?」

「そ、そうだな 迎えに行くぐらいいいよな… よし決めた!おれ浜名湖行って見るよ」

「じゃあ私もついていきますよ、どんなところか見てみたいしネ」

「いや、サクラちゃんは残ってくれ おれ一人で行ってくるからさ」

「そして事故にでもあっちゃうノ? ダメよ一人より二人の方が安全ヨ」

「二人より三人ね」

ふぅとため息をついて純菜が言った こうなったらサクラは意地でも弾十郎についていくことだろう
短い付き合いだが純菜はサクラの性格を把握している

「サクラちゃん言い出したら絶対曲げないからね、私もついていきますよ」

「純菜ちゃん 頼りになるワ」

サクラは微笑みならが純菜を見た、弾十郎は困っていたが二人の一歩も引かない覚悟を見て仕方がないと思った

「しょうがないな…じゃあ出発は明日ここに集まろうそれでいいかな? それまでに準備しとくわ」

「はい! 私たちも薬の準備して来ますネ」

そういって弾十郎と別れた、真鉄に何がおこったのかはここにいても分からない
しかし動かなければそれこそ何もわからない だったら行動を起こさなければいけない
まずは薬を作らないと そう思い純菜と二人薬研へと向かった

浜名湖底洞穴編

サクラは草原に立っていた 周りには建物も何もない人影すらもない
そうただの草原 見渡す限りただの草原だった その何もない場所にサクラは立っていた

(私…どうしてこんな所にいるんダろ?)

心地よい風が吹いてきた、サクラは気持ちが安らぐのを感じている サクラは金髪をなびかせその風を体全体で感じていた

(あぁ そっかこれって夢なんダ)

漠然とサクラはここが夢の世界だということがわかった なぜそう思ったのかはわからないが
サクラは寝転がりその気持ちのいい風に身を委ねる そしてゆったりと流れる雲をぼーっと眺める

(こんな所でのんびりと生活出来たら最高なんでしょうネ)

サクラは目をつぶり風の音を聞いていた 横になり風の音を聞いているとかすかに風の音にまじり何か違うものが聞こえてきた

「・・・・か・・・・・・・・・・・・」

(ん?何か聞こえたような気ガ・・)

「・・ら・・・・もの・・・・こ・・・・」

(ううん これは気のせいじゃない何か聞こえル)

サクラは起き上がり目を閉じるとその声に集中する 一体なんの声なんだろう?

「・・ある・・・・よ き・・・・える・・」

(なんだろう? なんて言ってるんだろウ?)

その声がだんだんとはっきり聞こえてきた 力強くしかし優しさのこもる声だった

「力ある者よ 聞こえるか」

(誰? あなたは一体誰なノ?)

「力ある者よ 聞こえるか 我が名は幻老胤翁 この日の本を見守る者」

(見守る者?それっていったいなんのことなノ?)

「力ある者よ 今この国に災いが迫っておる」

(災い? 災いって何のことなノ?)

「力ある者よ この日の本を守ってくれ」

(一体なにが起ころうとしているノ? 何を守ればいいノ?)

しかしその声はもう聞こえなくなっていた、サクラは叫んだその声にむかって

(待って! 何を守れって言うの?災いってなんのことなのヨ!)

「待って!」

「きゃぁ」

サクラがガバッと起き上がったのを見て純菜は吃驚した

「サクラちゃんどうしたの? なんだかうなされてたみたいだけど」

サクラはぼ~っとしながら純菜を見ていた、自分自身何があったのかよく覚えていない
何か言われたのに思いだせない…大事なことをいわれたような気がしていたのだが

「純菜ちゃん… うん…なんだか夢を見てたみたイ」

「そう 悪い夢だったのねきっと?」

サクラはどんな夢だったのか思い出そうとしたが微かにしか思い出せないでいた

「何かを守れって言われたような気がするんだけド」

「ふむふむ 守れ…ですか?なにを守るんでしょうね…あ、そろそろお寺に行かないと虎裁禅師待ってるよ」

あぁ いけない といいながらサクラは朝稽古の準備を始めていた あの夢はなんだったのだろう?
守ってくれ その言葉だけがサクラの頭から離れないでいた

浜名湖底洞穴編

「真希さんはどうしてここに?」

「ん? あぁ なんだか岡崎に立ち寄った時に御頭に頼まれてな」

「そうだったんですか」

「いやだったんだよな~ めんどくさいし・・ ユダが来てるって聞いてなかったら来なかったな」

「え? 俺?」

「うむ どれだけ成長したか見てやろうと思ってな… しっかしなんだあのざまは!」

「いやあれは…身体が動かなくなって…それで」

「はぁ・・・まだまだ半人前だな どうして動かなくなったか分かってるのか?」

「いや…さっぱり…」

「金縛りだよ」

「まさか…いやだってそんな時間はなかっただろ? しかもそんな術に俺がかかるなんて…」

「現に動けなかっただろう? あれは金縛りだよ」

ユダがあの声の主に気づかれた時点でユダは金縛りにかかっていたのだ とすれば奴は高度な術の持ち主だといえる
だがそれも見抜けないほど自分の力に自惚れていたのであろうか?まさか金縛りにあっていたとは…

「でも助かったよ あのままなら死んでた」

「だろうな まぁ感謝なさいな あ、それとお礼は形のあるものでな しっかしここもか・・・」

「ここもって…他にもこんなことになっている場所があると?」

「私が遊びに行ってるとでも思ったのか! 各地で情報を集めてたんだよ そう、いろいろとな」

「たとえば?」

「ふむ たとえば越中だな あそこには巨大な塔が出現したらしい だがぼんやりと見えているらしく蜃気楼なんじゃないかって話だがな」

「まさか…他にもあるんですか?」

「あるな 甲斐にある昇仙峡 駿河にある富士地下洞穴もここと同じような噂になってるな あとは各地にある支城だな どうやら狂人の巣に成り下がっているらしい」

各地で異変がおこっているとは、ここだけかと思っていたユダは困惑している もしも各地で一斉に亡者どもが暴れだしたら…そう考えるととても気分のいい話ではない

「ところでユダ お前報告に帰らないでいいのか?」

「あ!そうだ、この事を御頭に報告しないと… で?真希さんはこれからどうするんです?」

「ん?私はまだやることがある… じゃあな」

そういうと真希はフッと消えてしまった 消えてしまった真希の立っていた場所を眺めながらユダは思った
それにしてもまだまだあの人の足元にもおよばないなとユダは思わずため息をもらした
かなりの忍務をこなしそれなりに実力をつけたと思っていただけに この失敗はかなり痛い
これからはもっと気を引き締めなければ そう思いながらユダは走り始めた
ユダは三河を目指し走る 噂は本当だったしかも各地で同じことがおこっている

(いたるところで化け物が出ているとは…)

ユダは神足の術を使い三河へと急いだ


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