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疾風刃雷

先頭を行く潤が何かを見つけ小走りに走り出した 潤が走っていったほうを見てみるとそこには立派な門が見えている
その門に向かって潤は走っているようだ 潤は門の前まで来ると振りかえりこちらに向かって手を大きくふっていた

「ここだよここ ここが商人街なんだってさー」

それだけいうと潤は門の中へと入っていった その後を追い媛神達も門をくぐる
門をくぐると前からものすごい勢いで走ってくる人がいた 媛神はあやうく前から走ってくる人にぶつかりそうになった

「あぶないじゃありませんの!」

媛神はそう怒鳴ったのだがすれ違った人物は ごめんよーとの言葉を走りながら言いそのまま走り去っていった
見た感じ僧のような気がしたがものすごい勢いだったのでよくわからない

「まったくなんですのここは!」

「媛っちなにしてんのー早く早くーこっちだって」

潤は何事もなかったように先へと進んでいる 商人街には豪商達で作られた大きな建物の他に陰陽寮、忍屋敷、武家屋敷が立ちならぶつくりになっている
中でも豪商達が作った建物は街の中にあるにもかかわらず堀が作られている
しかもその堀は二重の構えになっており容易に中へは入れない
橋はかかっているのだがそこには門番が立っている もしもの場合を考え敵対者をここで足止めするのが目的なのかもしれない
そう考えつつ媛神は橋を渡っていった 2つ目の橋を渡ると目の前に大きな屋敷が見える
その建物に潤は入っていった 潤のあとに続き媛神も建物の中へと入って行く
そこはいくつもの部屋があり各商人達の店舗になっているのだろう いろいろなものが所狭しとならべてあった

「おぉーこれはすごい 何かいいものはあるかなー」

「潤、あまりはしゃがないようにしてくださいます?ならんでいる商品に傷でも付けたら大変でしょう?」

「だーいじょうぶだって それよりほらほら媛っちあっちにも面白そうなものがあるよ」

そういいながら潤は屋敷の奥へと歩いていく 入り口付近に置いてあるものは植物だった
こんなもの誰が買いにくるのだろうと思いながら媛神は潤の後についていく
奥に行けば行くほど変わった商品がならんでいる 潤と七海の目は好奇に染まっていた
媛神にとってそれらはあまり関心が持てるものではなかった それと同じような物を伊予の町で何度も目にしているからだ
幼き頃の媛神はサクラと一緒に遊ぶようになり サクラの父、御堂宗右衛門に異国の物を多数見せてもらっていたからだ
そういえば潤はここへ何を見にきたのだろう?

「潤 あなたここで何か見たいものでもありますの?」

「あぁそだった 異国の武器ってものが見たかったんだよ ここなら売ってるって聞いてねー」

「武器?あなた鍛冶屋なんでしょ武器なんて見てどうしますの?」

「異国の武器ってさなんだか変わった形してるんだって ほらあんな感じで」

潤が指差すほうを見てみるとそこには武器が置いてあった 確かに変わった形のものだった
媛神は武器などには興味がなかったのであまり見たことがなかったのだが そこにある刀は確かに日本刀とくらべるとかなり変な形をしている
両刃の短刀 曲がりくねった刀身をもつ刀などその種類はさまざまだった
剣と名の付くものだから斬るために作られたのであろうがまるで魅せるための剣といったほうがいいかもしれない

「ふーんこんなものなのか なるほどねー」

「潤はこの変わった刀を買いに来られましたの?」

「んにゃ違うよ あたしゃ鍛冶屋だからね他人さまが作った刀に興味はあっても買いたいとは思わないね 自分で作る方が信頼できるしさー」

「じゃどうして見たいと思いましたの?」

「今までいろいろ作ってみたけどこれっていうのが出来なくてねー異国の武器を見たら何かピピっと感じるものがあるんじゃないかって思って見にきたんだ」

「そうでしたの で、参考になりました?わたくしにはよくわからないですけど」

「んーどうかな ここまで変わった形してるとは思ってなかったし見る物としてはいいかもしれないけど 使うとなれば別みたいだねこれは いいものなら買いたかったけどこりゃいらないなーまぁ参考に出来る部分もあるし見てるだけで十分だね」
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