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疾風刃雷

手にした眼帯の紋様を媛神はじっとみていた この紋様では少し役不足な感じがする
少年が放っていた狂気を完全に止めるためにはこの紋様では不完全だ ある程度の力なら封じ込めることも可能だが 強い力となるとこれでは無理だ

「手抜き…?ってこともないでしょうけど これではダメですわね」

ふぅとため息をつくと媛神は眼帯に細工をほどこすことにした 菩薩の錫杖に巻きつけてあった糸をほどくとそれに念を込めはじめる
その念を込めた糸を眼帯へと縫い付けていく 今ある紋様を強化するために
これは時間がかかるなと思い横に寝ている少年を見てみる
少年の右目に貼り付けた符を見てみるとまだちゃんと封印しているみたいだ
しっかりとした封印ではないので効果はそれほどではない この効果が切れる前に眼帯の紋様を完成させなくてはならない
少し急がないといけないと思いながら媛神は念糸を縫い付けていった

「それにしても気持ちよさそうに寝てますわね…」

小さい体のため媛神より年下なのかと思っていたがどうやら違っていた 媛神と同い年ぐらいだろうと思う
それにしてもと媛神は思う なぜこの少年の右目に鬼の目が宿っているのか?
どんな理由があるにせよ 鬼の目が宿るほどの事態だ よほどのことがない限りこのような事態になりはしない

「まぁ わたくしには関係ありませんわね」

しかしかかわってしまった以上ほおっておくわけにもいかない せめてこの眼帯の封印効果だけでも上げておかなければ そう思い眼帯へと念糸を縫い付けて入った

ほどなくして念糸の縫いつけが終わる どうやら符の効果がなくなる前に出来上がったみたいだった
出来上がった眼帯を付けなおすと素早く符を抜き取る どうやら眼帯の封印強化は上手くいったようだ

「これで当分は大丈夫ですわね それにしても肩がこりましたわ」

あまり使ったことのない念糸という力を使い その疲労と睡魔が媛神を襲ってきた
この少年が目を覚ますまで起きておかなければならないと思っていたのだが 睡魔には勝てない
ぽてっと少年の横に倒れるとそのまま媛神は眠ってしまった

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