サクラ達が浜名湖へ向け旅立った数時間後那々獅銃は鍛冶場を訪れていた 弾十郎もしくは真鉄に装備品を修理してもらうために鍛冶場に来たのだが見たところ二人とも留守のようだ
「あれ?弾さんいないのか…真さんまでいないや…」
鍛冶場の前で考えこんでいると紅刹那がやってきた あいかわらずの感情が外に出ない娘なのだが愛想がないわけではない ただあまり人と話すことになれてないのか極端に口数はすくない
「どうしたの銃?」
「ん? あぁ弾さん達にこの刀修理してもらおうと来て見たんだけど留守みたいだね」
「うん 浜名湖」
「浜名湖? どうしてそんなところに?」
「帰ってこない」
「帰って来ないって 誰が?」
「真さん」
「真さんが帰って来ないって真さん浜名湖へ行って帰って来なくなったってことか?」
「うん」
「そっかそれで二人ともいないのか…って大変じゃないか!で、弾さんは真さんを探しに行ったってことか」
紅から話を聞ているとそこへ龍城まおがやって来た まおは神妙な顔で銃と紅を見ながら
「銃に紅 ちょっと話があるからいらっしゃい」
「どしたまお姉 話ってなんだよ」
そういうとまおは銃達を鍛冶場の裏まで連れて行くと話を始めた
「さっき斎女様から話があってね 遠江にある浜名湖知ってるでしょ? あそこには近づかないようにってお上から言伝があったらしいのよ だから行かないようにしてね」
「ん?なんで近づくなっていってるんだ 何かあったのか?」
「浜名湖は死霊がうろついているらしいのよ とても危険な場所になってるってことね だから近づいちゃダメよ?」
「なんだって!?紅、さっき弾さんは浜名湖へ行ったって言ったよな?」
「うん」
「まお姉どうする?危険な場所になってんなら真さんを探しに行った弾さんも危ないぞ!」
「探しに行ったってどういうこと銃?どうして弾ちゃんは浜名湖へ行ったの?」
「それが…俺も今、紅から聞いたんだが真さんが浜名湖へ行って帰って来ないらしい だから真さんを探しに弾さんも浜名湖へ行ったって」
「そう…そんなことになってたのね これは困ったことになってるわね」
「まお姉どうするよ?」
「そうね…今から追いかければ間に合うかもしれない 銃、紅 力をかしてくれる?」
「おう!任せとけ」
「じゃあ外にある茶屋を集合場所にしましょう 準備が出来たらそこで待っててね」
コクっと紅はうなずく それを見てまおも準備をするために一度神社に向かう
龍城まお、那々獅銃、紅刹那も浜名湖へ向うことになった
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