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浜名湖底洞穴編

堕天女は妖しげな存在感を漂わせながらそこにいた
なぜこの天女は堕ちてしまったのか なぜこの浜名湖にいるのか
それは堕天女本人に聞くしかないのだが すでに魍魎と化している堕天女に声が届くとは思えない
堕天女と呼ばれたバケモノがサクラ達の敵として目の前に立っている
それは間違えないようのない事実だった
結界の中にいるのは14人 亡者やバケモノも数にいれるとこの数になる
堕天女の前に括られ水軍霊と呼ばれる亡者が2体 その水軍霊の右に水遊霊と呼ばれる頭だけの亡者
堕天女の右に天女の恨みと呼ばれる亡者 その左には死霊使い
そして少し奥に穢れた想念と呼ばれる亡者が堕天女を護るように立っていた
対するサクラ達は弾十郎が先頭に立ちその背後に銃、ユダ、葵が並んでいる
最後尾にはまお、サクラ、洋士が立っている 双方ともに自分の持つ武器を構え対峙していた
その均衡を破るように弾十郎が声を張り上げた

「よっしゃ!行くぞみんな」

弾十郎の声を合図に一斉に動きはじめた 弾十郎が正面から突撃し 銃とユダが左右にまわる
葵だけはその場から動かなかった
弾十郎はその体に青い闘気を纏わせながら走っていく 正面にいる2体の亡者を吹き飛ばし一気に本丸を狙ってやる
走りをさらに速くしようとしたその時、堕天女がありえない速さで弾十郎に迫ってきた
気がついた時にはすでに堕天女は片手をかかげそれを弾十郎へと振り下ろそうとしていた
しまった、まさか堕天女自ら前に出てくるとは!?両手を交差させ堕天女の攻撃に耐えようと身構えた
しかし一人だけその堕天女にも負けない速さで動いている者がいた 神代ユダである
ユダは弾十郎と堕天女の間に割ってはいると2本の小刀をふるう

「せりゃ!」

ユダから繰り出された攻撃は堕天女の振り上げられた片手、その爪に連続で当たる
その攻撃によって堕天女の動きが止まった まるで痺れているように
弾十郎は後ろに飛び退き距離をとる ユダの姿はすでにそこにはなかった
突然、弾十郎の体が緑の光に包まれる 後ろを振り向くとそこにはサクラが手のひらを向けていた
活身の術が弾十郎を包み込む そして弾十郎は再度前へと出た
堕天女はすでに後方に下がっており 代わりに水軍霊が前へと出てきていた

「かかってこい このバケモノどもが!」

弾十郎の声に応えるように水軍霊が弾十郎へと太刀を振り下ろしてきた 亡者とは思えないほどの速さで振り下ろされる
1撃、2撃と重く早い攻撃が弾十郎へと当たるが急所は外している 3撃目が振り下ろされたが小刀でそれを受け止め弾き返す

「そんなへなちょこ攻撃じゃこの俺には効かねぇよ!」

今まで培ってきた戦闘経験と極みのおかげで傷はひどくはない しかし弾十郎がやせ我慢をしているのが見て取れる サクラは即座に治療をはじめようとしたのだが

「サクラちゃんまって もう少しだけでいいから」

まおの声で治療が止められる きっとあの術をするためだろう ならばとサクラは堕天女達へ向けて金剛鈷印を結ぶ
堕天女達の足元から赤い霧が沸き起こる 霧がまとわりつくとパンと弾けた
霧は呪霧と呼ばれる呪い その弾けた赤い霧は堕天女達の力を奪っていた 
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