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浜名湖底洞穴編

少し時間はもどり、秀人と禮華が亡者に向かって突撃したころ
紅刹那は悩んでいた
隣に立っていたはずの天星真希の姿がとつぜん消えた 辺りを見回してみるが近くにはいない
秀人と禮華が戦って居る場所ではないところで亡者が跳ねた
その時ちらっと見えたそこに真希がいることを 真希は2本の小刀をふるい亡者を斬りつけていた
真希が暴れている場所はもっとも亡者の多い場所 そこへ真希は単身乗り込んだのである
圧倒的な数の差など気にとめる様子もなく真希は亡者を斬りつける
その様子を紅はじっと見ていた 真希は強い、それは紅にもわかる
小柄な女性ではあるが真希から溢れ出る自信そして覇気はかなりの高みにあると思う
鍛冶屋という仕事をしているため、紅はいろいろな武芸者を見てきた だからこそわかる感覚だろう
しかし、と紅は思う いくら実力があるとはいえ亡者の数が圧倒的に多いのだ しかもまだまだ増えていきそうな勢いだ
いずれ限界が来てしまう 今はまだ真希の方が優勢であるものの いずれは…
倒れている凪麻呂を心配そうに見ている純菜に目を向ける
私はこの人達を守らなきゃいけない だからこの場から動くことは出来ない
真希には近くに戻って来てもらわないといけないのだが 声は届きそうにない

(……どうしよう)

幸いなことに秀人と禮華が亡者の進行を止めてくれているおかげで紅達がいる場所にまで亡者が来ることはない
秀人には真鉄 禮華には謙一がついているため この一角が崩されることはないだろう
よし!と紅は心の中でつぶやくと移動をはじめる 亡者の群れを迂回し真希を助けに行くことに決めたのだ
純菜は凪麻呂を見ていたため移動をはじめた紅に気がつくことはなかった
槍をふるい数体の亡者を斬り飛ばし叩きのめすと真希のいる場所まであと少しと迫っていた
しかし、真希を取り囲む亡者の数が尋常ではない
ここからは一気に行かないと 紅はふぅーっと息を吐き気合を入れるために声をあげる

「はぁあああああぁぁ!」

体から青い闘気があふれ紅の体を包み込む この青い闘気は弾十郎と同じもの
鎧の極みを発動しながら紅は槍を構え走り始める
目の前にいた亡者を串刺しにするとそれを盾にし亡者の群れへと突っ込む
何体目かの亡者を突き飛ばし これならいけると槍を突き出していたのだがガキン!とう音がし紅は止められてしまう
数体の亡者が槍に串刺しにしている亡者を受け止めていた
弾十郎であればこのような状況でも押し進み真希のいる場所まで簡単にとどいていたことだろう
しかし紅は女である 鍛冶屋という仕事をしているため他の女性より少しは力がるがそれでも女であることにかわりはない
しかしここで立ち止まるわけにはいかない 紅は槍に串刺しにしてあった亡者を蹴り飛ばす
目の前に立ちふざがった亡者ごと突き放したのだが すでに亡者に囲まれていた
あと少し、もう少しでとどくのに 紅は歯軋りをしながら亡者を見据えた その亡者達は徐々に紅へと迫っている

「……じゃま…するな!」

私はここで止まるわけにはいかないのよ 槍を突き出すように構えをとると真希への道をこじ開けるため槍をふるう
真希と合流してみんなのもとへ戻らないと その思いが紅を動かしていた
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