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倒れている人物のそばまで媛神と七海はやってきた みるとその人物はうつぶせで倒れている
まさか何かに襲われたのでは?と、そう思い媛神は辺りを見渡してみるが獣などの気配はない
とりあえずうつぶせで倒れている人物を仰向けにさせる 倒れていた人物は女性だった
とりあえず外傷があってはいけないと思い女性の体を調べてみたがどうやら大丈夫なようだ
ほっと息をつくと改めて倒れている女性をみる媛神
媛神と同じ短く整えられている 媛神は黒髪だがこの女性は茶髪だ 均整のとれた顔はかなりの美人だと思う
上にははっぴを着をきているがそこからみえている体はかなり鍛えてあるようだ そしてなにより目を引く場所があった
それはさらしを巻いてある胸だ かなりのボリュームがある
ふと七海をみるとじっとその胸を見ていた まったく男っていうのは…バチンと媛神の前髪から火花が飛び散る
「ど こ を 見てますの!?まったく…ここはいいですから水でも持ってきてくださいな」
飛び散る火花をみてヒッと悲鳴をあげた七海は媛神に言われすぐに水を取りに行こうとしたのだが どこに行けばいいのかわからず立ち止まる
「ど、どこに行けばあるのかな?水って……」
「はぁ……七海、あなたさっき茶屋を通り過ぎたのおぼえてませんの?少し戻れば茶屋がありましたからそこで買ってきてください さぁ早く!」
はいと言い七海は走って行く その七海を見送るとまた倒れている女性をみる
「外傷はなし 何かの呪いって感じでもないし…いったいどうしたのかしら」
媛神に医療の知識はほとんどない どうすればいいのかわからない 動かしていいものかどうか…
その時倒れている女性が、んーと声を出した よかった気がついたそう思ったとき
グゥウウウウウウウウウウウウウウウ
それはお腹の音だった はい?と首をかしげる媛神 そして倒れていた女性が声を出す
「………お、おなか…減った」
媛神はどっと力が抜けるのを感じた どうやらこの女性は空腹で倒れていたようだ
まったく人騒がせな そう思いながらも何か食べられそうなものを探していたのだが手持ちには何もなかった
そこへ七海が帰ってくる
「ハァハァ……買って…きました」
「あ、ちょうどよかったわ七海、茶屋でお弁当を買って来てもらえます?この方どうやら空腹で倒れていたみたいですの」
「へ!?は、はい!」
そういうとまたしても七海は走っていった その間にも倒れている女性のお腹は鳴り続けている
よほどお腹が減っていたのだろう それにしてもと媛神は思う
こんなに空腹になるまでこの人は一体何をしていたのだろう?しかし今はまだ聴けそうにない
お腹が減って今にも死にそうです と、いうような顔をしているその女性の顔を見ていると早くどうにかしないと という思いの方が強くなる
しばらくすると七海が弁当をさげて帰ってきた はいこれと媛神は弁当を女性の前に差し出す
がばっと起き上がるとその女性はものすごい勢いで弁当を食べ始めた それを見ていると媛神もお腹が減ってきた
七海が買ってきたお弁当を媛神をもらおうと思ったのだが いつの間にか七海の持っていたお弁当は全部その女性の手に収まっていた
七海は3つのお弁当を買ってきていたのだが その女性はあっという間に平らげてしまう
平らげてしまったのだがその女性から出てきた言葉は
「………まだ足りない」
媛神は目で七海に合図すると七海は無言で走り出した その後、七海は3回ほど走ることになった