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疾風刃雷

媛神と七海はそろって街道を北へと歩いて行く そういえば、と媛神は疑問に思ったことを七海に聞いてみた

「その右目 どこでそんな風になりましたの?その右目には強い力が…んー強いというか人間の手におえないほどの力がありますのよ?」

「これに関してはボクもよくおぼえてないんだ 小さいころの記憶がなくていつの間にかこの目になってて」

そういって七海は右目につけてある眼帯をさすっている 七海自身どうしてこの目になったのかはわからないらしい
しかし人間に鬼の目が宿る…そんな話を媛神は一度も聞いたことがない 何か原因があるはず
その原因を探すことが出来れば鬼の目から七海を開放できるかもしれない
だがその原因とは一体何か…鬼の目が宿るようになる事態とは一体何なのか 今の媛神では想像が出来なかった

「でも、媛神さんがこれ作ってくれたんだよね」

そういって七海は右目の眼帯を触っている 

「そうですわよ 何か不都合なことでも?」

「いえいえそんなことないですよ とても感謝してます 今まではいつも頭痛がして大変だったんだけど 今はまったくそれがないんですよ 媛神さんってすごい人だったんですね」

「すごいかどうかはわかりませんが この程度なら簡単なことですわ それより媛神さんっていうのどうにかなりませんこと?」

「え ダメですか?じゃあ媛神様?」

「様はよしてください 大体同い年ぐらいなのでしょわたくしと貴方は なら媛で結構ですわ」

「でも なんだか迷惑かけっぱなしだし この眼帯も作ってくれたし とてもそんな風には呼べないよ」

「わたくしがそれでいいと言ってますのよ?」

「んーでもやっぱり気が引けるから…じゃあ媛さんで」

「ふぅ…まぁいいですわ それより七海、北に向かってますけどホントにこちらで尾張へ行けますの?」

「あ、それなら大丈夫 この道を行くと堺の町が見えてくるからそこから東、大和へ行く道が出てるからそっちに行かないとダメなんだよ」

「大和?ふむふむ…それを越えたら尾張ですの?」

「ちがうよ 大和を越えて伊賀に行ってそれから伊勢 そして尾張へ着くようになるから結構長い道のりになるよ」

「なんだか遠そうですわね 食料も残り少ないし補充しておかないといけませんわ」

「それなら堺によってから行こうよ 大きな町だし異人さん達もいて珍しいとおもうよ」

そうですわね そう言いつつ媛神は歩いていく 媛神的には異人が珍しいとは思わない
なぜなら伊予の国でサクラと遊んでいるときになどよくみかける機会があったからだ そもそもサクラ自身も日本人とはいえない容姿をしていたので気にならなかった

「ところで媛さんは尾張へ何をしにいくの?陰陽師の人みたいだし修行かな?」

「いいえ違います修行は2の次ですわ わたくしは人を探しに来たんですのよ」

「そっかじゃあ尾張へ着いたらボクも一緒に探すの手伝うよ」

「えぇお願いしますわ」

そういって前を向いたとき媛神は前方に奇妙なものをみつけた 媛神達が歩いている街道の端に何かがある
初めは石かとも思ったがどうやら違っていた
近づいていくうちに街道の端に転がっているものの正体がはっきりしてきた それは人だ、人が街道のすみっこで倒れている
倒れている人物に七海も気がついたのかこちらを見ていた 媛神はうなづくと街道の隅で倒れている人物へと駆け寄った

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