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浜名湖底洞穴編

段差を降りる すると目の前に亡者が立っていた アァアアアアアアアという声を出しながらこちらに向かって歩いてくる
しまったやられるとサクラは思ったのだが亡者はまるでサクラなど存在しないかのようにサクラの横を通り過ぎ壁に向かって歩いていった
どうして?と、サクラは一瞬考えたが今はそれどころではない サクラは必死に前を行く真鉄たちを追った
サクラは普通に走っているつもりなのだがなぜか身体が軽くいつもの走る速さではなかった
あまりの速さに壁にぶつかりそうになりながらもなんとかみんなの背中を見つけその後に付いて行った
必死になって走っていくと曲がり角のところで真鉄たちは立ち止まっていた
サクラが真鉄達に追いつくと同時に体が薄くなっているのが消えてしまっていた 目の前に立っているのは今までどおりのみんなの姿だった

「ハァハァ や、やっと追いついタ…あれ、どうしたノ?」

真鉄は角の向こう側を見てそれに見入っていた サクラもその視線の先を追ってみる するとそこには首が浮いていた
首から上だけ 生首が浮いて角の少し奥をふらふらとしていた だがその生首も普通の大きさではない人の背丈はあろうかという生首だったのだ
その生首を見て真鉄は率直な感想を述べた

「なんだありゃ!?気味悪いぞ!生首ってどうよしかもでけぇし」

「たしかに気味が悪いでござるな・・・ しかし」

「凪さんいないね、まだ奥なのかな?」

かなり奥へは来たと思ったのだが凪麻呂の姿はなかった まわりを見わたしても凪麻呂はいない
ふとサクラは何かの視線を感じた なんだろう?とサクラはふり返るその視線はどうやら洞穴の天井の方からきていた
天井に目を向けるとそこにはコウモリがぶら下がっているのが見えた 洞穴なんだからコウモリの一匹や二匹はいるのだろうと見ていると

「サクラちゃん なに見てるの?」

純菜が声をかけてきた ほらそこにコウモリがとサクラは言いながら天井を指をさすとそこには何もいない
あれ?おかしいなと首をかしげながら天井を見ていると 

「サクラちゃん見間違えたんじゃない?」

「あれ?確かにコウモリがいたと思ったのニ…間違いなのよ絶対にあそこにいたのヨ」

「みんな集まって~」

まおがみんなを呼ぶ そして再びまおは鼓を取り出すと叩きはじめる洞穴内に鼓の音が響く
するとまたみんなの体が薄くなる 当然サクラも同じ姿になっていた

「おっしゃ!行くぞ!」

真鉄の声を合図に奥へと走りだす この洞穴はどれだけ広いのだろう?そして凪さんは何処まで行ったのだろう?
とにかく今はまおのおかげで亡者に見つかることなく奥へと進んで行くことが出来る こんなに亡者がいてしかも変な生首まで徘徊している洞穴の奥へと凪麻呂は向かったのだろうか?
もしかするともう洞穴から出てしまっているのでは?そう思うのだが しかしちゃんと確認するまで探すしかない
真鉄達の後について奥へと走っていく すると奥から何か音が聞こえてくるそれはサラサラという水の音
音をする方へとみんな走っていくサクラも同じように走っていくと視界が開けた そしてそこにあったのは地底湖
外からの水が流れ込んでいるのかそこには大きな湖が出来ていた

「うわ~すごいところネ~」

「なんともすごい景色でござるな」

サクラはぐるっとその地底湖を見わたす 湖はかなりの広さがありその湖のまわりには人が通れる道が出来ていた
ふと湖の端の方を見ると着物を着た老婆が歩いているのが見えた まさか迷い込んだのでは?
サクラがそう思っていると純菜もその老婆に気がついた そしてサクラと純菜はその老婆のもとへと向っていき声をかけようとしたそのとき

「純菜ちゃんサクラちゃん!さがって早く!!」

まおの声が後ろから聞える そのまおの声が聞こえた瞬間、老婆がふり向いた
ふり向いたその老婆の口は裂け長い爪が見える よく見ると老婆が着ている着物もボロボロだった
そしてその老婆は純菜めがけて襲いかかる 老婆の尋常ではないその動きと裂けた口からだらしなくたれている舌に純菜は恐怖した
純菜は動けない 老婆の長い爪が純菜へと突き出される

「純菜ちゃん!」

素早く純菜の前に立つとサクラは槍を縦に構えその老婆の長い爪を受け止めた 老婆は瞬時に目標を変えサクラに追い討ちをかけよう手を伸ばす 
だがその手もガキンという音とともに止められた 老婆の爪を止めたのはいち早くサクラ達に追いついた秀人である
サクラへと伸びていた爪を秀人は払い落としさらに太刀を返すと老婆をなぎ払う

「せぃ!!」

秀人の素早い攻撃をひらりとかわし老婆は後ろへと飛んだ 老婆は隙だらけなのだが素早すぎるその動きがその隙をカバーしていた
秀人は太刀を老婆へと向ける

「サクラどの純菜どのは後ろへさがってくだされ ここは拙者が」

老婆がいる場所の近くの岩陰から亡者が出てくる アァアアアアアアアという声と共に亡者はこちらへと向かってくる

「今なら数が少ない これ以上増える前に一気に叩くでござるよ!」

「おぉ!!」

弾十郎、真鉄、銃が前に出る サクラと純菜はまおがいるところまでさがると3人を守るように紅がサクラ達の前に立つ これで亡者を迎撃する形が出来た

そして戦闘が開始される
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