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疾風刃雷

媛神は近くにあった石の上に腰をおろしていた 目の前にはあの少年がいる
少年はまるでアラーの神に祈りをささげているように頭を下げている ひらたく言えば土下座の格好だ
両手を前につき出し額を砂に擦り付けた格好のまま少年はぴくりとも動かなかった
媛神はむすっとした顔で少年を見ている

「本当に反省してますの?」

「………はい」

「…ふぅ まぁわたくしが横で寝ていたのも原因の一つですわね 今回は許してさしあげますわ」

「ありがとうございます」

「ところで一つ質問があるのですけどここは尾張のどのあたりですの?わたくし美濃へ行きたいのですけど」

「…尾張?……美濃?」

「どうかなさいましたの?」

「えっと…ここは尾張じゃないですよ」

「え?尾張じゃないってどういうことですの?」

「ここは摂津、摂津和泉 三好家の領内です 今いる場所は摂津にある堺の町から少し南に来たところです」

「な、なんてことですの…ここは尾張だとばかり思ってましたのに…船頭さんにも確認して尾張へ行くのかどうか問いただしたのに」

「それはきっとここ摂津に立ち寄ったあと尾張へ向けて行く予定だったのでは?」

媛神はすくっと立ち上がると神速の術を使い港へ向けて走りだす 遠くから少年の声が聞こえていたみたいだが気にしてはいられない
幸い港からはそう遠くない場所だったのですぐに港にはついた
そこで尾張へ行く船がいつ来るのかと港にいる人に聞いたのだがどうやらそれは難しいらしい
なぜ難しいのかたずねたところ 突発的な竜巻のせいで何隻もの船が沈没させられているとのことだ
媛神の乗っていた船が摂津に到着したときは奇跡がおきたと大騒ぎだったらしい
なのでここで待っていても船が来るかどうかはまったくわからないとのことだった
がっくりとうなだれる媛神 うなだれる媛神のもとへ少年が息をきらしながら走ってきた

「はぁはぁはぁ…船はどうでした?」

何も言わず媛神はうなだれている どうやら船は来ないのだろう媛神の落胆ぶりをみれば痛いほどそれがわかった

「…………なんと言っていいのか」

うなだれている媛神になんと声をかけていいのかわからず少年もおろおろしていた
その媛神ががばっと立ち上がった 少年はいきなり立ち上がった媛神にびっくりしてしりもちをついてしまう

「こんなところで落ち込んでる場合ではありませんでしたわ そうですここは本土 お姉さまも同じ大地を踏みしめてるはずですもの」

そう同じ大地にお姉さまもいるはず それならなんとかして尾張へ向かわなければ
船がダメなのなら足がある しかし媛神は尾張の場所を知らない

「ちょっと貴方……貴方っていうのもなんですわね わたくしの名前は媛神 貴方は?」

「ボクは氷城七海といいます」

「じゃあ七海 尾張はどちらの方角ですの?」

「尾張はここからなら東の方だけど…どうするつもり?」

「どうするも何も決まっていますわ 行くんですのよ」

そういうと媛神は歩き出した その場所から東へ向かって歩いて行こうとしている媛神
そのまま歩いて行こうとしている媛神を七海は止めた

「そ、そのまま行っても街道も関所もないよ 尾張はボクの故郷だし よかったら案内できるけど」

「……それは助かりますけど また変なことする気なんじゃありません?」

ブンブンと首を横にふる七海

「し、しません 出来ません!もうあんな目にあうのはボクもごめんだよ…」

「ふむ…ならいいですわ では七海、案内お願いしますわね でも少しでも変なことをしようものなら…」

媛神の前髪からバチッバチッと火花が散った 飛び散る花火を見た七海はビクッと体を硬直させカックンカックン首を縦にふっている
七海の案内で尾張へと向かうことになった媛神 こっちから行くのがいいと七海は街道の北を指差した
媛神はまた街道を北へと向かって歩きはじめたのである

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ほむほむ
やるな!少年!
もとい!ガンガレ!七海!!
玄には見えるぞ~君の上に玄と同じ不幸っぽい星が光っているのが!
ななみんは
少年ことななみんは 気は弱いけど武芸の道を選んだ変わった子なんですよね
気の弱いまじめな子って初めは考えてたんだけど
何をどう間違えたのか…

きっともっと不幸になるんでしょうねw
無題
え~、こんばんは^^
非情七海です;;

胸をさわってすっかり子分になりましたw

まぁ今のところ幸せ?かなw
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