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浜名湖底洞穴編

動かなくなった大蜘蛛が死んでいるのかどうかを秀人が調べていた どうやら完全に息の根を止めたらしい
肩から血を流しガクっと膝をつく弾十郎 サクラと純菜が弾十郎にかけよると傷を見る
かなり深いところまで傷つけられた弾十郎 これほどの傷ならば気絶してもおかしくないのだが弾十郎は耐えていた

「これはひどい……」

押さえた手の間からのぞく傷口はかなりのひどい状態だった ただ噛まれそれを外したのであればここまでの傷にはなっていない だが弾十郎はむりやり大蜘蛛の牙を引き剥がしたため傷口が広がってしまっていたのだ
肩からの激痛に耐えながら弾十郎は自分のことよりも真鉄を心配していた

「お、俺のことより 早く真ちゃんを・・・」

「サクラちゃん弾さんは私にまかせて サクラちゃんは真さんをお願い」

そういうと純菜は袋から小瓶を取りだすとサクラに渡す これは昨日、純菜が作った各種丹である

「わかった 弾さんはお願いネ」

そういうとサクラは真鉄が捕まっている蜘蛛の巣へ向った そこでは銃と紅が真鉄に絡まった蜘蛛の糸を切っていた

「これはなかなか切れないね これじゃあ動けなくなるわけだ」

紅もうなずきながら糸を切っていく そしてようやく蜘蛛の糸から真鉄を解放することができた

「真さん」

蜘蛛の糸から助け出された真鉄にサクラは呼びかけてみた、だが返事はない 真鉄の胸に手を当てると心臓は動いてる
真鉄の隅々をサクラは触診してく 一様真鉄から出血している場所などはない しかし外傷はないにしても骨とかほかの異常があるかもしれない サクラは丹念に真鉄の体を調べていく
真鉄の体に異常はなさそうだった ホッと息をつくサクラ

「外傷はなさそうだし大丈夫だとは思うけド…」

サクラは真鉄に治身丹を飲ませようとしていた だがかなり衰弱しているのかなかなか治身丹を飲んでくれない
少し考えたのちサクラはおもむろに治身丹を口にふくむと真鉄の唇に自分の唇をかさねる
サクラは口移しで真鉄に治身丹を飲ませた コクッコクッと真鉄の喉が動く
弾十郎と純菜は治療に専念している 本郷秀人と那々獅銃は未だに動かなくなった大蜘蛛を観察している 紅刹那は何かあればいけないのであたりを警戒していた
ただ龍城まおだけがサクラがしている行為を目の当たりにしていた

「さ、サクラちゃん何してるの!?」

「……?何って真さんに治身丹を飲ませただけですけド っと飲んでくれたわあとハ」

サクラはまおが何を言いたいのかわからなかったが 今は真鉄の治療が最優先だ
サクラは九字を切り真鉄へと治療の術を開始する 淡い緑の光が真鉄を包むと血の気の引いていた真鉄の顔に赤みが増してくる どうやら回復してくれているようだ

「さ、サクラちゃん……あなたすごいわね」

「ん?すごくはないですけド どうしたのまお姉さん?顔が真っ赤ですけド…ハッ、まさかまお姉さんもどこか怪我をしてるんジャ!?」

「いえいえ私はどこも怪我なんてしてないわ大丈夫よ それより真ちゃんはもう大丈夫そうね」
 
(でも、真ちゃんが起きてこの事を知ったら卒倒すると思うけどね…クスクス)

「はい、もう大丈夫だと思います 純菜ちゃんそっちはどうかナ?」

「大丈夫よ さすが鍛冶屋さんね頑丈だわ」

「拙者は周りを警戒するでござるよ」

「じゅ、純菜ちゃんいたいよ…もっとやさしく」

「がまんして!このぐらい耐えられるでしょ これだけの傷で気絶してないだけでもすごいことなんだからもう少し我慢」

「ところで まおどの達はなぜここへ?」

「そうね話がまだだったわね…私たちがここへ来たのはね浜名湖には死霊が出て危険は場所になってるって話を斎女様から聞いたのよ それを弾ちゃんにも話そうとしたけど浜名湖へ向かったって聞いてね」

「そんな話になってたのか…まぁしかしそれを聞いても俺はここに来たけどな」

「弾ちゃんが浜名湖に入る前にそのことを伝えようと思って追いかけたんだけど見つけられなくて…とりあえずここに入ってみたら紅が剣撃の音が聞こえるっていうから 音がする方へ来てみると」

「俺たちを見つけたってわけか」

「でもこんな大蜘蛛と戦ってたなんて吃驚したわよ」

「だね でもみんな無事でよかった」

「ホントにな…よく来てくれた助かったよ」

「ならば長居は無用でござるな」

「んだね まぁ真ちゃんが回復するまで待たないといけないけどな…サクラちゃん、真ちゃんの様子はどうだい?」

「うんよくなってきてるヨ でもまだもう少し時間がかかるみたいネ」

「そっか まぁ真ちゃんが目が覚めたら出口へむかおう」

弾十郎の言葉にみんながうなずいた まだ真鉄は目をさましそうにないので純菜は弾十郎の治療を続けている
サクラはその純菜の手際のよさを感心しながら見ていた
弾十郎の怪我はかなりの深手だったのだが純菜の治療のおかげでみるみる治っていった 傷口もほぼふさがっている
サクラの目指す薬師の姿が目の前にいる この純菜という少女に追いつけるのだろうか?
焦りと不安がサクラの中で大きくなっていくのがわかった
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